卒塾生②
- shinpujyuku
- 2月28日
- 読了時間: 2分
今年度も今日で終わり。
最近はしんどいことばかりが続いていたので、いつものお店でいつもより少し良いものを食べていた。(毎年同じ写真を載せている気がする。)

すると、ある卒塾生からの連絡が。
「数検に受かりました!」
中学生の時から僕に数学を教わり始める。
→ 次第に「自分は数学が得意だ。」と自信を持つようになる。
当塾にはそういう生徒がきわめて多い。
その子も今は数学の教師を目指して猛勉強中で、今後の実習を受けるために必要な数検に合格したと言うのである。
「おめでとう!」
「ありがとうございます。今からそちらに行きますね!」
実は「数検を受けようと思う。」と以前僕に話してきた時に、テキストを貸してあげた上、テスト前に何度か勉強を教えてあげた、という経緯がある。
しばらくするとその子がやって来た。
「テキストを返却しに来ただけかな。」と思っていたら、合格の喜びを爆発させながら僕への感謝を述べ、今の大学での勉強や日々の頑張りについて僕に話し続けた。
「僕はそこまで感謝されていたのか。」と驚くとともに、
「昔はもっと口数が少なかったのに、大学生になって自分に自信がついたんだなぁ。」という点にも感動を覚えた。
話の最後に
「目標は先生(僕)です。目標は高い方がいいから。」と言うので、
「楽しみにしているよ。」と伝えた。
テキストを受け取って帰ろうとすると、
「今日のお会計は私が払います。」
と言ってきたのでびっくりした。
そんなつもりは微塵もなかったので、
「それは悪いよ。」
と断ったがなかなか折れない。
「じゃあ、きょうはごちそうになるよ。また何か困ったことがあったら言ってね。」
と告げて別れた。
人と人との縁というのは不思議なものだなと改めて感じた。