志望校
- shinpujyuku
- 2023年10月9日
- 読了時間: 2分
お子さんが自分の志望校を決めることによって、いろいろな変化が起こる。
まず、もっとも意義が大きいと考えられる変化は、そのお子さん自身の中で起こる。
志望校を決めることが、
「(あの志望校に入るために)勉強を頑張らないと。」
というモチベーションに直結することが多い。
これは以前のブログでも書いたことである。
僕は小学生の内から入塾されてきたお子さんとその親御さんに対してさえも、
「どこの高校に行きたいですか。」
「将来どんな職業に就きたいですか。」
ということを尋ねるようにしてきた。
「今の時点では決まっていません。」
というお答えがほとんどだが、今は中1の1学期の成績から内申点に影響を与える時代である。
上に書いたような意義があることをご説明すると、
「子どもと一緒に考えていきます。」
というお声をいただけることがありがたい。
そうして、将来に向けての意識を高め、少しでも勉強に対するやる気を上げてもらうことを目論む。
また、2つ目の変化は、僕の方に起こる。
「声掛けの仕方が変わる。」ということである。
当然ながら、生徒一人一人の能力や志望校は異なる。
よって、「(志望校合格に必要な能力)-(現状の能力)」-① も一人一人違うはずである。
全員ができていないことについては、全体に向けての二、三度の声掛けで事足りる。
しかし、①については、現状の勉強で十分な子に対しての声掛けと、このままでは合格が危ぶまれる子に対しての声掛けとでは、内容が同じであってはならないはずである。
このことを肝に銘じて、ずっと教えてきた。
少人数を一手に教えさせてもらっているからこそ、できていることではないかと考える。