一期一会
- shinpujyuku
- 2024年1月19日
- 読了時間: 1分
塾で教え始めてから、実に何百人(千人?)というお子さんを教えてきた。
ここではない塾や教室で教えた子たちも人数に含めており、正確な人数は自分でもわからない。
さて、正直なところ、僕は大人数を一挙に教えるのがあまり得意ではない。
どうしても「一人ひとりのお子さんに合わせた授業をしてあげたい。」というのが信条なので、少人数に対して教えるのが性に合っている。
すると、一人ひとりのお子さんの性格が手に取るようにわかってくる。 まさに十人十色、誰一人として同じ性格の子はいないのである。
自分の意見をハキハキと言う子、おとなしい子。
勉強がよくできる子、苦手な子。
字がきれいな子、雑な子。 何事にもテキパキ取り組む子、時間がかかる子。
中には数ヶ月教えただけの子もいれば、十年近く教えた子もいるが、今までの人生を振り返ってみる時、その一人ひとりが走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
それは自分がどの子に対しても同じ熱量で接してきた証であると、肯定的に受け止めている。
春は別れと出会いの季節。
全力で勉強と向き合ってきた子たちを次のステージへと送り出しつつ、新たな気持ちで勉強と向き合おうとする子たちを迎え入れる。
そして、また新たな一年が始まる。