もっとも好きな英文
- shinpujyuku
- 2024年9月8日
- 読了時間: 1分
「自分という人間が世間の人々にどのように映っているのかはわからない。
しかし自分自身にとっては、自分はまるで海岸で遊び、いつもより少しなめらかな小石や少しかわいらしい貝殻を時折見つけては楽しむ少年のままに過ぎないように思える。
目の前には大きな真理の大海がまったく未知のまま横たわっているというのに。」

僕がまだ10代の頃、尊敬する英語の先生から教わったニュートンの有名な言葉を訳してみました。
「"divert oneself"は幼い子供が道端のいろいろなものに興味を惹かれ、すぐにわき道にそれていってしまうイメージだ。」と教壇で熱く語っておられた光景を今でも鮮明に覚えています。
あれから20年、来る日も来る日も英語や数学の問題を解いてはみなに説明してきました。
外界には自分の知らない世界が果てしなく広がっているというのに、僕は相変わらずこの小さな教室の中で、ときおり新しい発見をしては楽しんでいます。
世間から見れば明らかな変わり者でしょう。
しかし周りからどう見られるかというのは、僕にとっては取るに足らないことです。
ずっと「あの先生のようになりたい。」と夢見て英語を教え続けてきましたが、その夢が叶う日は来るのでしょうか。