中3の冬期講習
- shinpujyuku
- 2024年12月30日
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中3の冬期講習は毎日朝9時から始まり、年末年始に計10回おこなわれる。
その冬期講習をより良いものにするためには、僕と生徒たちのお互いの頑張りが欠かせない。
まず、生徒たちには前日中に公立校の五教科の過去問を解いて提出してもらう。
その日の授業がすべて終わった後、夜の間に僕がそれらの解答を一つひとつ添削する。
添削が夜3時ごろまでかかることもあるし、どうしても眠い時には朝早く起きて取り組む。
そして、生徒たちが朝9時に「おはようございます。」とやって来た時には、きちんと添削された解答が一人ひとりの机の上に伏せられているのだ。
リスニングから始まる授業は合計3時間続く。
その時間をフルに使って5教科の解説をしていく。
生徒たちは朝授業を受け、新しい問題を解いて夜提出しに来ればよい、というわけではない。
そもそも「問題を解く」という行為はただのアウトプットであって、勉強の範疇には含まれない。
では何が勉強なのかというと、自分が間違った問題とその解き方をノートにまとめ、きっちりと暗記する/解けるようにすることだと考える。
(ノートのチェックと理解度の点検は冬休みが終わってから受験までの間に数回おこなわれる。)
以前のブログに書いた五ツ木模試の直しなども含め、中3の生徒たちは冬の間休む間もなく勉強に打ち込む。
それは他でもない、自分が志望する高校に合格するためである。
以上の理由から、ここでは公立校を志望する生徒たちに対して私立高の過去問を一切扱わない。
公立校に合格する確率を少しでも上げることが僕にとっての責任である以上、ここで私立高の過去問を扱う時間がどこにあろうか。
私立高の過去問には自分で取り組んでもらい、「わからない問題は質問しに来てください。」というスタイルである。
学年を問わず、冬休みも現在進行形で自発的に自習に来ている生徒たちがいる。
「勉強に休みはない」ことを体現するその姿勢は大いに称賛されるべきものだ。
特に受験前でもないのに自学に来ている生徒たちは、12月中にさまざまな課題を終わらせてしまっていることが多い。
その計画性には本当に目を見張るし、将来的に必ず活きたものになるはずである。