算数と数学
- shinpujyuku
- 2023年4月17日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年6月6日
「英語と数学、どちらが好きですか?」
という質問をされることが多い。
正直、どちらも好きすぎて、とても選べるような代物ではない。
ところが、
「算数と数学、どちらが好きですか?」
という質問はほとんどされたことがない。
同系列の教科だと思われているのだろうか。
はたまた、同じ時期に習うものではないので、そもそも比較対象にならないのだろうか。
もしそういう質問をされたら、やはり
「どちらも好きすぎます。」
と答えるしかないだろう。
一朝一夕で出した答えではなく、小さい頃からずっと考えてきた結論である。
算数の醍醐味は、間違いなく「ひらめき」にあると思う。
1本の補助線を引くだけで、図形が見違える。
「たとえば◯◯だとすると...」という「例え話」を作るだけで、そこに1つの物語が生まれる。
それを可能にするのは「訓練」ではなく、「算数への愛」だと思う。
一方で、数学に「ひらめき」はそこまで必要だと感じない。
「解ける喜び」に身を浸し、何百問、何千問と解いてきた「経験」の中に、必ず次の一問のヒントが転がっている。
「『ひらめき』が必要ないからつまらない。」とは思わない。
「経験」から得られるのはあくまでヒントであって、その一問からも「新しい喜び」は間違いなく生まれるからである。
自分の命が尽きるまで、算数・数学(もちろん英語も!)と真正面から向き合っていきたい。