英語と数学
- shinpujyuku
- 2024年3月25日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年3月26日
いつの頃からだろう、「1度きりの人生を通して、英語と数学を極めるんだ。」という気持ちで生きてきた。
英語に関しては、どんな構文でもサッと読み取れる一方で、語彙力がまだまだである。
日本語を含むどんな言語とも同じで、辞書に載っている単語や表現を一から十まで覚えることは、「1度きりの人生」という限られた時間の中では不可能に近い。
だから、「英語を教えるのに必要だと思われる語彙力さえあれば...」と半ば満足していたのかもしれない。
しかし、それでは冒頭の目標を達成できないままではないだろうか。
そんな折、英語のspeakingに自信のある生徒さんから「一緒に英語の勉強をしよう。」と言われ、自分の中で再び火がついた。
今までは「日々教える中で、生徒から示された問題を即興で、しかも限られた時間の中でいかに早く解くか」ということが自分にとっての「勉強」であり、そして「それをいかにわかりやすく教えるか」ということが「授業」であった。
しかし、俗に言う勉強とはそのようなものではない。
たとえば、単語帳片手にせっせと暗記をする。
「そういうまとまった勉強を久々にしてみよう。」と思わせてくれたその生徒さんに感謝したい。
やはり自分は、教える人であると同時に、いつまでもプレイヤーであり続けたいのだ。
数学は数学で、無限の広がりがある。
「この世にあるほとんどの問題を解き切っただろう。」と思っていても、その矢先に生徒さんたちがまた新たな問題を持って来て、「こんな問題もあるのか。」と驚き、ワクワクさせられる。
そして、それと同時に「自分はまだまだなんだなぁ。」と心の中で笑ってしまう。
毎日がその繰り返しである。
年を重ねると、「この問題を解いたことがある。」という経験値が増える一方で、「試しにこうやって解いてみよう。」という発想力は凝り固まってくるのでは、という不安は拭いきれない。
だからこそ日々休むことなく、脳みそを動かし続け、良質な授業をお届けしないといけない。
これからもそういう日々を送っていきたい。