双方向の意思疎通
- shinpujyuku
- 2025年11月13日
- 読了時間: 4分
更新日:2025年11月22日
生徒たちの勉強をより良い方向に導くため、日々声掛けをおこなっている。
これは「僕から生徒」への指導である。
※ ちなみに僕が言う勉強とは、成績云々ではなく、勉強姿勢・課題への取り組み方・ノートのとり方等を含む大きなくくりである。
成績というのはあくまで後からついてくるものである。
また月末にお渡しする報告書で、塾内での生徒の様子とそれに対する僕の考えをご家族にお伝えする。
これは「僕からご家族」へのご報告である。
そして入塾時の懇談および年3回の懇談。
ここでは「僕とご家族」との間で双方向コミュニケーションがおこなわれる。
他には、本人が決めた期日までに課題が仕上げられていない場合や本人の勉強がうまくいっていないと感じる場合に保護者様にご連絡をし、お話をさせていただくことがある。
さて、「生徒から僕」への意思疎通はどうだろうか。
生徒が僕から言われたことを理解し、納得してくれている場合、生徒本人が口には出さなくても、それを実践しようとしてくれていることはこちらに伝わってくる。
そして数ヶ月もすれば、おのずと勉強が改善されていくものである。
この場合、僕との間での意思疎通がうまくいっていると言って良い。
また、積極的に質問や自分の勉強等に関わる話をしに来る生徒がいる。
「自分の勉強をより良くしたい。」「自分のことを伝えたい。」という思いがこちらにありありと伝わってくる。
これも「この塾でうまくいっている。」と考えて良いだろう。
また我が子の勉強にお困りの点がある場合に、保護者様からメールやお電話をいただくことがある。
これは「ご家族から僕」への意思疎通である。
授業中等であれば十分にご対応できない場合もあるが、その会話の中でこちらが気付けていない点を教えてくださる場合もあり、僕としてはとても助かっている。
上記のあらゆるコミュニケーションを通じて、生徒の勉強がより良い方向に導かれてゆく。
「あらゆる」とは書いたが、この塾での懇談は希望される方のみとおこなうものだし、実際に電話やメールをくださる方もごく一部である。
要は僕とご家族との間の意思疎通がめったにあるいはまったくなくとも、生徒の勉強がじょじょに改善されていくような意思疎通が僕と生徒との間でおこなわれ、機能していればそれで十分なのである。
問題はそうでない場合。
すなわち生徒の勉強がなかなか改善されない場合には、僕と保護者様との関わりが重要になってくる。
・どの授業(教科・集団or個別授業)を取るのが良いか。
・家庭での生活習慣をどう改めるべきか。
・どのような勉強計画を立てるか。
など、懇談等の場で僕・生徒・保護者様の三者でお話しする。
そしてこういったあらゆる手段を通じても生徒の勉強が改善されなかったその時には、
・退塾/転塾する
という結論に至ることもある。
生徒や保護者様とあれこれ試行錯誤してきた時に思いを馳せ、それでも生徒の勉強を改善できなかった自分の力不足を痛感するとともに、「次の場所でうまくいってほしい。」と切に願う。
しかしたった数ヶ月間の在籍の中で生徒の勉強が改善せず、保護者様との意思疎通も実現しない内に退塾のご連絡をいただく場合には、正直なところ
「その子にとってこの時間がもったいなかったな。」
という感想しか湧いてこない。
それぞれの塾にはそれぞれのやり方というものがある。
当塾のやり方に慣れるまでには数ヶ月間を要するのだ。
そのことは最初の顔合わせの際にお伝えさせてもらっている。
そしてその数ヶ月間を経た後、じょじょに勉強が改善されていく。
その時を待たずして、途中何らご相談もないままに、最初の顔合わせの際にお伝えしたはずのことや「塾のきまり」に書いてあることを理由に退塾されてしまうというのでは、僕としては何の手の打ちようもない。
その子が次の塾に行くとすれば、また数ヶ月間掛けてその塾のやり方を一から身につけなければならないのである。
勉強とは一朝一夕で大成するものではない。
当塾で勉強を改善していく場合、まずは塾のやり方に慣れ、僕からの指導を受けて自分の勉強法を修正し、それでも不十分な点がある場合にはご家族との意思疎通も図りながら改善していく。
勉強を改善するというのは一大プロジェクトであり、そこには「僕と生徒」、そして場合によっては「僕とご家族」との双方向の意思疎通が欠かせないのである。