3月29日
- shinpujyuku
- 3月30日
- 読了時間: 3分
更新日:4月5日
昨年12月1日から働き続け、一昨日でようやく一区切りがついた。
正月の冬期講習も含めると、実に118日間の連勤だった。
これは過去最長の日数だ。
並々ならぬ体力と精神力が求められた。
授業そのものは楽しい。
しかし年末年始は、特に受験生のケアに追われる日々だった。
3月に入ると、恒例の懇談会に加え、新年度の準備と面談が続いた。
気がつけば、休む間もなく奔走する日々だった。
昨日3月29日。
ようやく訪れた休日に、3年ぶりの宇治へと足を運んだ。
まず訪れたのは宇治上神社。

沿道には、見頃を迎えた桜が咲き並んでいた。
この神社では、うさぎが神の使いとされている。
境内には、それにちなんだお守りが数多く並んでいた。
次に向かったのは平等院鳳凰堂。
2024年4月の記事でも取り上げた場所だ。

今回は中には入らず、周囲をゆっくりと歩いた。
ここでも桜が満開で、心身のリフレッシュにはうってつけの場所だった。
海外からの観光客も多く、さまざまな国の言葉が飛び交っている。
そこには、日常では味わえない空気が流れていた。
その後、以前も食べた宇治抹茶のパフェに舌鼓を打った。
疲れているせいか、前回よりもおいしく感じた。
宇治を後にし、電車で寺田へと向かった。
卒塾した生徒が主演を務めるバレエコンサートに招かれていたためだ。
会場にはすでに数多くの観客が集まっていた。
僕は前から二列目の席に座り、舞台を正面から見渡せる位置を選んだ。
バレエを生で観るのは今回が初めてだった。
舞台には、幼い子どもから大人まで、およそ50人のダンサーが立つ。
一人で踊る場面もあれば、大人数で一斉に動く場面もある。
ダンサーたちは床を打ち鳴らし、軽やかに回転する。
その表情は場面ごとに変わり、全身で感情を表現していた。
主演である教え子は、ひときわ長い時間演技をしていた。
この子もまた表情が豊かで、一つひとつの演技も洗練されていた。
かつて教室で見せていた姿とは、まるで別人のようだった。
勉強がうまくいかず、時には僕に反発することもあった。
それでも高校卒業までの9年間、ずっとこの塾で学び続けた。
バレエも幼少期に始めたのだから、その道のりが平坦でなかったことは想像に難くない。
それでもずっと続けてきた。
そして今、この舞台で主演として立っている。
その思いは、どれほどのものだったのだろうか。
公演は約1時間で幕を閉じた。
ロビーに出ると、お母様から声を掛けられた。
「今日はありがとうございました」
「とてもお上手でした」
「いえ、好きで続けてきただけなので」
「僕の勉強と同じですね。それが一番大切だと思いますよ」
しばらくすると、本人もロビーに現れた。
僕が来ているとは思っていなかったらしく、とても驚いた様子だった。
そこで一緒に撮った写真は、きっと一生の思い出になるだろう。
奈良に戻った後、本屋へと足を運んだ。
先の懇談の中で、ある保護者様から「うちの子に合う参考書はないですか」と相談を受けていたためだ。
その子に合う参考書を3冊見繕い、メールでお伝えした。
休みの日でも、気づけば生徒たちのことを考えてしまう。
そんな一日だった。
