試験前勉強会 終盤戦
- shinpujyuku
- 2025年10月8日
- 読了時間: 5分
更新日:2025年10月17日
月曜日夜は教室の混み具合がピークで、1・2階ともにすべての席が自習する生徒たちで埋まっていた。
そんな試験前勉強会も終盤に差し掛かっている。
「学校のワークを僕に提出し、OKをもらった上で確認テストを受ける。」
全員共通のこの課題をクリアする以外、どのように勉強するかは人それぞれである。
① 家で勉強する子。
② ここに来て勉強するものの、1時間もすれば帰って行く子。
③ ここで長時間ぶっ通しで勉強する子。
一人ひとりの子にとっての正解はあっても、全員に共通する正解はありはしない。
家で集中できるのならば①で良いし、長時間集中力がもたない子には②が良い。
長時間集中力がもつ子は③で良い。
ただそれだけのことである。
勉強は自分の意志でおこなわれるべきものであり、他人に強制されるものではない。
生徒たちの学校のワークをチェックしていると、不十分な点がいくつも見つかる。
・計算式がない。
・単位や文末の「。」がない。
・「自分が何を理解できていなかったのか」についてのコメントがない。
これは1学期期末テストの際に書いた記事でも言及したことだ。
ただ今回は前回と比べ、ワーク内の不十分な点について僕がみなに指摘する回数が確実に減っている。
みなが成長している証であり、そのことを実感できてとてもうれしい。
さて、当塾ではワークのチェックが済んだ後に確認テストを受ける必要がある。
これは前回の記事でも少し触れたことだ。
確認テストの問題は学校の数・理・社のワークから出題される。
クリアできなかった場合は、翌日以降に再び受けないといけない。
ワークを完成させることもさることながら、この確認テストに向けた勉強も家でやって来る子とここでやる子の2パターンに分かれる。
ここで勉強する子は適時質問に来る子が多い印象である。
家でやって来る子は塾に来るなり「ワークをチェックしてください。」「確認テストを受けたいです。」と僕に話しかけに来る。
さらにこのテストの受け方も人それぞれで、
① 早い段階で合格する子
② 「定期テスト本番の前日」というギリギリのタイミングでクリアする子
に分かれる。
①が理想的なのは言うまでもない。
そういう子は学校のワークをもう一周解いたり、それ以外の教材を使って+αの勉強に進んでいくことが多い。
ここでの確認テストは「1つの通過点」に過ぎないというわけだ。
ちなみに本年度より、確認テストを終えた後、希望者には「テスト前プリント」を解いてもらっている。(これは後述する。)
一方で②のタイプの子はその確認テストを受けることが最終目標になっている。
学校のワークを物にできたかどうかをチェックするためのテストなので、きちんと合格できるのであれば本番前日でもかまわないが、本番前日に受けて不合格となり、青字になってしまう子もチラホラ。
学校のワークや確認テストへの取り組み(完成度・達成するタイミング等)によって、一人ひとりの理解度や勉強姿勢、計画性などが手に取るようにわかるのである。
確認テストでしばしば起きる出来事が、
「ワーク内では正解していたはずの問題で二度不正解となる。(実は確認テストで一度間違っても、もう一度解き直すチャンスを与えている。)」-A
というものである。
ふだん僕が出す課題とは違い、学校のワークにはもともと解答がついている。
これが非常にクセモノで、最悪わからない問題で答えを写すことは不可能ではない。
そして答えを写す際に赤ペンを使っていようが、シャーペンを使っていようが、こちらの目からは判別ができないのである。
ワーク内の正答率が異常に高い(合計で1,2問しか間違っていない。)にもかかわらず、Aのような出来事が起きた場合には特に「どうなってるの。」というお話になりやすい。
「疑うのは良くない。」と言われるかもしれないが、一人ひとりの学力をきちんと把握し、それを向上させる責務を負っている者としては、そういうお話をすることもまた一つの責務であると考える。
ワークへの正しい取り組みを促すことはその子の学力アップにつながると確信している。
そしてこういうことが起きてしまうから、当塾のふだんの課題には答えがついていない。
それで今までずっとやって来た。
しかし昨今は技術の進歩により、AIが算数・数学の問題の答えを教えてくれるようになってきている。
そうなると今まで以上に、自分の力で解いたのかどうかが見えなくなってくる。
こういう確認テストを通して、本当に学力がついているかをチェックする必要性はますます高まっている。
さて、確認テストを終えた子の中で希望者には「テスト前プリント」を配布している。
まだまだ試用段階で、今回は中1・2を対象としている。
この「テスト前プリント」を通じて、生徒たちのさまざまな弱点が見えてくる。
中1
「文字と式」
・面積や体積を文字で表すことに慣れていない。
・わる数を分子に書いてしまう。
・分数式を勝手に○倍して整数にしてしまう。(おそらく「方程式」の解き方と混同してしまっている。)
「方程式」
・移項の際に符号を変えない。
中2
「一次関数」
・「増加量」の意味と出し方を物にできていない。
・文章を読んでxとyの関係式をつくる問題が苦手である。(「+-×÷」のどれを使うかよく分かっていない。)
添削したプリントを返却する際、上に挙げたような弱点を中心に一人ひとりに解説する。
試験前勉強会の終盤はこれらの取り組みを通じて各人のさらなる得点アップを図るのである。